Mindblown: a blog about philosophy.
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Senses
もし、「聴こえる」「話せる」「見える」のうち、ひとつだけ感覚を残すことが出来るのならば、「聴こえる」ことを迷わず選ぶ。 何故って、話さなくても伝えることはできるし - もどかしさはきっと感じるだろうし、苦しさもあるだろうけど - 、見えなくても想像することはできる - これはぼくがいま「見える」から経験的に色んなものや、沢山のひとたちの顔や、そういったものを目にして、記憶に留めているからでもあるだろう - 。 音を想像することもできるけど、音から想像される広がりってものがぼくにとってはとてつもなく大きい。それに、ぼくが今見えなくなったとしたら、例えば君の姿はいつまでも今の君であり続けるだろう。最後に見た姿を。 若さと年齢ってものは不思議なもので、その年でいなくなってしまった人は、不思議とその時の姿を留め続けたりする。 自分自身がそれを追い越したときに悲しいと思うのだろうか?懐かしいと思うのだろうか?それとも誇らしく思うのだろうか?
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