Category: Life
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Out of Salad Bowl
政治で解決出来ない場合の装置としての戦争ではなく、戦争それ自体を政治的な装置として行使することは間違いだと思う。国益確保のための暴力は、防衛ではないし、石油のためなんかに誰も血を流さなくてもいい。が、アメリカはかつての湾岸戦争の頃のような徴兵をしていない。今のアメリカのアティチュードは、共和党の「強いアメリカ」を誇示するためのパフォーマンスなんじゃないかなんて気もして来る。 政治家として、ブッシュとフセインは似ているんじゃないだろうか。フセインがアメリカ的という意味に於いて。フセインは自分の国の民を客観的に見てるんじゃないかと思う。 ただ、そういったパワーバランス的な政治に終始してしまうと、本来目を向けるべきイスラム原理主義のイデオロギーの中で生きる、今日ぼくらが生きるように他の価値観と構造の中で生きる人たちを救うことは出来ない。イデオロギーを超えることは、あるいは政治的な手段ですら不可能なのかも知れない。 本当に普通の市民が、ある種のシンパシーを以って何らかの形で異なるものを理解し対話を始めるといった、本当にどこにでもある、誰にでも出来ることを積み重ねたり連鎖していくことがこういった状況を救えるのかも知れない。