Author: gashu
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Gray Havens
少し前になるけれど、LOTR の小説を読み終えた。読み終えた時に感じたのは、物語が終わったこと、彼らの旅が終わったことよりも、これだけ長い本を読み終えたんだ、っていう達成感のほうが正直なところ大きかった。巻末には Appendix 、Middle Earth の年表、言語について書かれた部分があって、実際ある世界のもののように興味深く辿った。 映画も見に行った。The Two Towers を読み終えた後で、Return Of The King は読まずに。区切りが映画と小説では違うから、少しだけ先に進んでいたことにはなる。 実際物語を辿っても、小説も、映画も、まだ見終わっていないような気がする。小説については読み慣れない洋書の大作で、たくさん見落としや、読み間違えているところもあるかも知れない。 でも、それはそれで幸福なことなんじゃないかと思う。長い物語だけれど、また繰り返し読みたい。映画もまた繰り返し見たい。 Saruman を演じた Christopher Lee は、この本を 50 年間くらい毎年一度は読み直しているらしい。それに及ぶことが出来るかは分からないけれど、年に一度は読む本として ― いや、これから長く付き合っていく本、生きていく中の何かしら気の利いたものとして大事にしていこう。 邦訳も読んでみたいな。