一太郎 Lite2 /R.2 をダウンロード購入。税込み ¥3,900 也。名刺でも作ってみるか。
ユーザ登録ページで感じたんだけど、ウェブブラウザでの IME 制御のニーズはかなりありそう。
というわけで入れてみた。ざっと見ての感想。
総論として、UI とナビゲーションの面での改善点が多くあるという印象。でも、特に日本語での文書作成を目的とすると、基本的なワードプロセッサとしての使い心地は良い。価格的にも競争力はあるし、もっとモダンに発展した Lite3 を見てみたい。
- 起動も保存も速い。文書作成時の体裁・視覚的な印象は、Microsoft Word よりも日本語による文書作成を目的としたものとしては優しい。
- ツールボックス (ツールバー) の基本的なものの配置が左側で、何かを彷彿とさせるなー、と思ってたら、Eclipse だ。でもこれは、上部横列に持ってきたほうが良いと思う。頻繁にアクセスするボタンだと、縦列の場合ユーザに要求する移動距離自体が多くなる。因みに、これらは表示されないようカスタマイズした。(ドラッグして配置変えられます。デフォルトが縦配置なのはノートユーザへの配慮なのでしょう。)
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インストール先のディレクトリ構成を見直したほうが良い。
C:JUST
なんていうフォルダにインストール、文書保存先もそれ以下になるようデフォルト設定されているが、ある意味 MS 準拠製品的なアプローチをしたほうが、利用者的にも優しく感じると思う。アプリケーションのインストール先:C:Program Files\JustSystem
で、文書保存先デフォルトがC:My Document\JustHome
とか。 - デフォルトで下部に表示されるファンクションキー表示は要らない (デフォルト非表示とした方が良い)。
- HTML 書き出し機能で、HTML 4.01 Strict あるいは XHTML 1.0 Strict で、簡素でも良いからある程度綺麗なコード生成が出来ると売りになると思う (タグが Lower Case ってだけでも)。
- ところどころ見られる半角日本語文字は排除した方がいい。Win 3.1 時代のアプリケーションじゃないんだから。本質的な問題ではないと思われるかも知れないが、古いアプリケーションを使っているよな印象を与えてしまっては損。
- 文書変換中の文字色。MSIME を使っていても、ATOK 的 (ということ?色とか。) になってしまう。IME / 文字入力は、ユーザが普段慣れた感触に基づいた方が使い手にとって優しいから、ここは拘らないで、標準的なものとしたほうが良い。
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一太郎 6.3 時代からそうなんだけど、表示モードを「イメージ編集」をデフォルトに
出来るオプションがあると良い。まだ見つけてないだけで、その設定項目もあるのかな?[ツール] – [オプション] – [画面設定] で出来ました。
- 矢印キーで文字をまだ入力していない領域を移動できる (フリーカーソル) のが面白い。言語的な行間感覚に近い。賛否両論あるかも知れないが。
- vi キーバインディング・モードがあると素敵。Emacs についても同様に思う人がいるかも知れない。